敬語の使い方
ビジネスの場面においては一般常識が常に求められます。
何度も顔を合わせている親しい間柄であっても、ビジネス相手である以上は一定のラインを守ったマナーやルールを守らなくてはいけません。
学生時代のように同年代とだけ付き合いをするのとは異なり、仕事の場面においては自分よりも年上であったり年下であったりと幅広い年齢層と付き合います。
ビジネスの場面で最も気を使うのが敬語で、ちょっとした言葉遣い一つで相手を不快な気分にさせてしまうので注意が必要です。
特に間違って覚えやすいビジネス敬語としては以下のようなものがあります。
【ご苦労様です】…目上の人に対しては使ってはいけない言葉です。正しくは「お疲れ様です」。
【いつもお世話様です】…同じく目上の人に対しては使ってはいけない言葉正しくは「いつもお世話になっております」。
【とんでもございません】…日本語として誤り。正しくは「とんでもないことでございます」。
【お名前をいただけますか】…名前をもらうという表現は誤り。正しくは「お名前を伺ってよろしいでしょうか」。
他にもごく基本的なことですが、自社のスタッフをさんづけにしたり(電話を受けた時の取次時など)、バイト言葉としてよくある「○○円からお預かりします」の「から」は敬語として間違っています。
報連相の仕方
仕事においては「報・連・相(報告・連絡・相談)」は最初の教わる項目の一つです。
特にここ近年では属人的な仕事のやり方では迅速な対応ができず、不正や賄賂のもとになることからできるだけスタッフ全員で情報を共有することが必要とされています。
報・連・相をするためには上司と部下双方の意識改革が必要です。
上司の中には自分にとって都合のよい情報は聞くけれども、失敗や自分に責任が及びそうなことは聞こえないふりをするという人もいるようですが、その場合もしっかり報告だけはしておくべきと言えます。
報・連・相の一番の問題はあとから「言った」「言わない」の水掛け論になってしまうことです。
ですので報・連・相をする時にはメールや他のスタッフのいる場所で行うようにし、可視化をすることを心がけることが大事になります。
電話応対の方法
電話応対では相手の顔をが見えない分、十分に気を使った心遣いをするべきです。
敬語や言葉遣いをしっかり身に付けておくだけでなく、相手に聞こえやすいようにできるだけはっきりした発を心がけ明るい声色になるようにしていきます。
またビジネスで電話がかかってきたときは、少なくとも3コール以内にとるということが大切です。
電話を受けたら最初に社名と自分の部署、氏名を名乗り、相手の名前を聞いたら「お世話になっております」と言葉を交わしてから本題にうつります。