メモの取り方のコツ
社会人になって最初のうちは、どんな仕事でも先輩について仕事を習うことになります。
どれほど高い学歴があったり難易度の高い資格を取得していても、実務において求められる能力というものはまた全く異なるものであるのでまずは謙虚な姿勢で教えられたことを覚えることが必要です。
その時に必ずと言って言われるのが「メモをとる」ということの重要性です。
メモとりは就職活動でも重要で、会社説明会や面接にのぞんだときにきちんとメモが取れているかによりその後の行動もまた変わってきます。
就職活動中にしっかりメモのとり方をマスターしておくことで必ずその後就職した時にその能力は役にたちますので、就職が決まる前までに自分なりのメモ取りの極意を身に着けておきたいところです。
メモをとるときのコツとして以下の5つが基本として挙げられます。
・最初からキレイにまとめようとしない
・メモ用のノートや用紙は必ず用意しておく
・重要なことだけに限定せず気になったことは何でも書く
・細かく詰め込むのではなく余白を残して書く
・メモだけに集中しすぎない
学校での勉強をするとき丁寧な先生なら重要なことは全て板書をしてくれるでしょうが、先生によってはほとんど板書をせずに口頭で説明をすることがあります。
そうした時にノートをとるコツが覚えられている人なら上記のことはごく当たり前と思うことでしょう。
しかし案外やってみると難しいのがメモ取りで、あとから見返してみても何のことかわからなくなってしまったりということもあります。
最初からキレイにまとめようとせずに、細かく記録したものをあとから見やすく書き直すくらいの気持ちでとりあえずやっておくというのがよい方法です。
メモ作成に利用できるフレームワーク
メモのとり方に慣れておらず、どう記載してよいかわからないというときには、まずはメモをとりやすくするフレームワークを使用してみるとよいでしょう。
まずおすすめの方法として罫線型のノートではなく方眼紙タイプのものを使用してみるということがあります。
方眼紙タイプのノートは左右だけでなく上下にフレームを作りやすく、記載する場所を自由に移動させられるところがメリットです。
方眼紙を使ったフレームワークとして有名なのが「ドンブラート法」という枠で、これは3×3の9コマに1ページを分けます。
そこでまず中心にそのページのテーマを書き込み、その周囲8つのマスに中央に関連するワードを配置していきます。
書いてみて8つのうちからさらに突き詰めたメモを記載したいときには、別のページに同じように9マスを作り、中心にその新しいテーマを設置します。
これを繰り返していくことでページごとの内容がまとまりを持つので、あとから見直してわかりやすいメモになります。